雨ばかり続いた東京。連日、雨の下町散策だったのですが、今日は午後から晴れ模様。機嫌良く、洗濯物が並んでおりました。
お久しぶりの洗濯物シリーズは、日本堤からお届け。
このあたりは関東大震災と東京大空襲で焼けることがなかった奇跡の一帯で、昭和初期の建物が残っています。昔は土手があったとか。土手の向こうには吉原。

今日は天丼の老舗、『土手の伊勢屋』の取材。お店は吉原大門の前にあります。
店内にオカモチを発見。おかもちといえば、今ならアルミ、昔なら木製をイメージしますが、この店のおかもちは漆のような黒光り。「吉原土手 いせや」と記されていました。
「おいらんたちは門をしめられ外に出ることができなかったから、昔は吉原に天ぷらの出前をしていたんですよ。だいたい2人前。おいらんとお客が部屋で食べるのでしょうね。伊勢屋という漢字の店名をいせやと書いたのは、昔は字が読めない人も多くて。そういう時代だったんでございますね」(伊勢屋ご主人)
字も読めず、外に出られず、部屋で旦那と天ぷら食す。
現代人の私からすると遊郭は色恋華やかな江戸ロマンを感じるものですが、実際は悲しいことも様々あったんでございますね。